久米島の久米仙では毎年元旦に蒸留する泡盛を販売させていただいております。今回はその蒸留風景と蒸留にたずさわる方々をご紹介します。
前年からこの日に向けて仕込んでいた泡盛の蒸留のために、蒸留日をピンポイントで元旦にもってくるのも蔵人の技のひとつです。
「火をいれる」といいますが、蔵人さんは誰よりも早くきて蒸気を送り込むボイラーの立ち上げから行います。
これは毎日の事ですが元旦はその年の始まりという事もあり普段より一層緊張するそうです。
蒸留が始まると、工場内に蒸気が立ち込め、泡盛の華やかな香りがあたり一面を覆い尽くします。
泡盛つくりは生き物。毎回違う醪から久米島の久米仙の味を引き出す緊張した時間が続き、約6時間に及ぶ蒸留が終了します。
火をいれて酒をつくる。昔から変わらない手法ですが、蔵人にとっては、お客様に喜んでいただく泡盛つくりはもちろん、新年最初の泡盛のしずくを生み出す蒸留という仕事に身も心も新たに引き締まる思いが込められています。
元旦蒸留2021はこのあと数カ月間タンクで寝かした後出荷いたします。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
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