久米島の久米仙の本社工場のほど近くにある名水が湧き出す堂井(ドーガー)。
その昔、夕暮れ時になると絶世の美女が現れ、野良仕事から帰る若者たちに神酒を振る舞っては、
得も言われぬ酩酊に誘っていたという伝説が残っています。
その仕業が宇江城山に住む久米の仙人によるものだったという言い伝えにあやかり、
「久米島の久米仙」
という名前は付けられました。
現在も酒造で用いられる湧清水は堂井(ドーガー)と水源を同じくするものです。
また、蔵自体が宇江城山の麓に位置していることからもわかるように、現地の文化・風土を色濃く映しながら、久米島の久米仙の酒造りは行われています。