久米島の自然、観光名所をご紹介
久米島の東側に浮かぶ砂の島、
それが「はての浜」。
正確には、メーヌ浜、ナカノ浜、はての浜の約7キロにも及ぶ3つの砂州を総称してそう呼ばれています。その規模、美しさは東洋一とも言われています。久米島からはての浜までは、舟で20分程度で行く事が出来ます。
【県指定天然記念物】
干潮時にだけに現われる、
亀の甲羅の形をしたユニークな造形美。
久米島、奥武島の砂浜にある火山岩の一群で、干潮時になると、亀の甲羅のような五角形や六角形の安山岩が出現します。畳石の数は約1千個ちかくもあるということ。県指定天然記念物でもある畳石を風に吹かれながらのんびり歩くとまるで亀の背中を歩いているかのようにも感じる場所です。自然が生んだユニークな幾何学模様の造形美を見せてくれます。
【国指定重要無形文化財】
具志川城主の末えいである上江洲家は、
代々地頭を勤めた旧家。
綿糸やお茶等の栽培を促進し、特に紬の製法を住民に普及させるとともに、貧民の救済、国王への献納など数々の善行をしたことでも知られている。重要文化財に指定されているこの上江洲家の住宅は、「石垣殿内」と呼ばれている屋敷構えで、屋敷の周囲は、立派な石垣で囲まれています。1754年に建てられたこの屋敷は一番座、二番座といった座敷から土間、竃(かまど)富裕の象徴でもある豚小屋まできちんと保存されています。
海岸にそそり立つ高さ約40m、横幅70m、厚さ約5mの屏風のような形をした流紋岩からなる奇岩です。
このような形体の岩脈は沖縄県下でもこの箇所にしかなく、町の天然記念物に指定されています。タチジャミ近辺では崖から流れ落ちる滝や海岸植物を観察出来ます。
具志川城跡から展望できる海岸の浅瀬にあるミーフガーは、大きな裂け目のある奇岩である。
昔から「女岩」と呼ばれ、子宝に恵まれない女性が、拝むとご利益があるとして言い伝えられていて、今でも訪れる人は後を絶たない。4月から5月にかけては、白いてっぽう百合が咲き乱れる、女性の聖地。また、兼城港—カネグスクコウ—近くにある『ガラサー山』は「男山」と呼ばれ、ミーフガーとは対で知られている。
琉球泡盛久米島の久米仙の命ともされる、自然の恵みがつまった名水「堂井(ドーガー)」湧清水。
近辺住民の生活用水としても使用されている貴重な宝です。
鳥の口は、島の南端にある海岸に立つ巨大な安山岩である。
名前の由来は、絶壁に立つ岩が、巨大な鳥がくちばしを開き、大空に向かって飛び立とうとしている様に見えることから『鳥の口』と名づけられた。二月頃になると、鳥の口の沖合いでクジラを眺望することができる。また、すぐそばの島尻岬にあるトクジム自然公園は、森の中のキャンプも楽しめる、アウトドアの別天地。遊歩道の散策やバードウォッチングなど、自然の魅力を満喫できるフィールドです。
【県指定天然記念物】
チュラフクギは、真謝の集落内を通る県道沿いに生えている並木である。
フクギは、成長は遅いが、材質が堅く、防風や防火の目的で屋敷の周囲に植えられている。チュラフクギの名前の由来は、もともと「美しいフクギ」という意味で、形の整った並木の美しさから名づけられた。県指定の天然記念物です。
久米島で一番高い宇江城岳(309.8m)の上に昔日の威厳を讃えて佇んでいる宇江城城跡。
沖縄県内で最も高い位置にある城趾であり島の大部分だけでなく海上には、渡名喜、粟国の島々、慶良間諸島や晴れた日には、沖縄本島が眺望できる。はての浜がコバルトの海にくっきりと白砂を輝かせ爽快な気分になれます。 周辺に遮るものがないので、久米島をまさに一望できそうな感じです。戦前は城門などが残っていたらしいですが、今では地形部分と城壁だけが残っています。
高さ200mの岸壁が2km余りも続く景勝地。
晴れた日には展望台から純白に輝くはての浜はもちろん、遠く慶良間諸島まで見渡せる、最高のビューポイント。比屋定バンタの『バンタ』とは、崖っぷちという意味である。たまに、野生のヤギを見ることもできます。
【国指定重要文化財】
五枝の松は、久米島の旧具志川村上江洲集落の北西にある
樹齢250年のリュウキュウマツの大木である。
幹周りの4.3mに対して樹高は約6m。その松の長さは約12m、広さは約250平方mで覆われていて、日当たりの良い場所を好む。また、念頭平松と共に、沖縄の2大名松としても有名です。現在の松は、1870年に植えられらた二代目の松である。
波打つように地面を這う、その姿は、琉球歌に詠われるほど優雅です。1997年に国の天然記念物に指定されています。
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