IMUGE.は甘藷をを使った蒸留酒です。では芋焼酎と何が違うのでしょうか。
芋焼酎は、麹に水と酵母を加えて発酵させる一次仕込み。さらに蒸した甘藷を加えて発酵させる二次仕込みで作られます。
IMUGE.の場合は二次仕込みを終えた後、さらに黒糖を加えて発酵させる三次仕込みの工程があります。
このため酒税法上は焼酎ではなく「スピリッツ」に分類されます。スピリッツは蒸留酒類の総称ではありますが、
くしくも庶民の酒のスピリッツ(=魂)を持つ他に類を見ない酒となっているのです。
泡盛作りでも使用する良質のタイ産米を使い、IMUGE.の麹づくりに最適な蒸し加減を職人の目と手で確認しています。
IMUGE.の麹つくりは専用の麹室を使います。職人の手で昔ながらの方法で黒麹菌の種付けを行い製麹(せいぎく)し、できあがった麹は仕込みタンクへと移されます。久米島の天然の湧清水と酵母を加え、約1週間ほど発酵させ次の工程を待ちます。久米島の久米仙では生きている麹やモロミをできるだけ自然の状態で育てているために、天然の湧清水を循環させる蛇管を用い、モロミ室にも自然の風を入れます。攪拌も人の手で行います。
IMUGE.の主原料の紅芋は、久米島で収穫された紅芋しか使用していません。農家さんで丹精込めて育てられた紅芋は、収穫後に人の手で品質の管理や蒸しに最適な大きさへ下ごしらえします。蒸し上がった紅芋は工場内に爽やかな甘い香りを広げ、IMUGE.の仕込みの季節を感じられます。
蒸された紅芋は、一次仕込みされたもろみへ二次仕込みとして投入されます。それを手作業で攪拌作業を行いながら、約1週間発酵させあと、さらなる発酵を促すために沖縄県産の粉黒糖を加え三次仕込みを行います。
この時にはモロミの状態でもIMUGE.ならではの風味になっていることが感じられます。
貯蔵期間を経たIMUGE.は衛生的な設備によって瓶詰めをします。それぞれ瓶に詰められブランドラベルやパッケージに身を包んで、小さな島の蔵から出荷されていきます。
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